Interview社長訪問

ttl_interview2.png
移転
リニューアル
リフレッシュ

前例なき課題へ果敢に挑戦する人材を育てる
社員同士の絆が強まるオフィス

[背景]   入居ビル老朽化による建て替えのための移転・リニューアル

日本興運株式会社

代表取締役社長
井川 正 様

URL: https://nikko-line.co.jp/
規模:1085.82㎡
所在地:愛媛県四国中央市三島紙屋町6番45号

納入年月:2021年3月
業種:内航運送業、内航船舶貸渡業及び船舶貸渡業、貨物自動車運送事業、貨物利用取扱事業、倉庫業、港湾運送事業、通関業、船舶代理店事業、重量物運搬据付業、損害保険代理業、石油類の販売、リース業、前号に附帯する事業


現在の事業の状況をお聞かせ下さい。

白髭「近年のグローバル化の波に乗り事業を拡大してこられたカミ商事グループの成長と共にその物流、保管事業を担う貴社も着実に成長、拡大、発展してこられました。現在の事業の状況についてお聞かせ下さい。」

井川 正社長

井川「当地の三島川之江港における取引量の内訳は輸入8割、輸出が2割の構成比です。近年の円安、資源高の影響は大きく、また、物流業界共通の課題である 『人材の採用と育成』 は潜在的なテーマです。この様に リスクの大きい時代はより柔軟で斬新な経営判断が必要 ですし、新たな分野へのチャレンジも必要です。
つまり 『前例なき課題への挑戦』が私たちのテーマ だと考えています。」

オフィス移転・リニューアル後、社員様の働き方に変化はありましたか?

白髭「なるほど。『前例なき課題への挑戦』を前に、それに挑む『人材』への期待が大きい事が伝わってきますが、井川社長は 『企業価値の源泉は人』 だとも仰っています。今回、オフィスを移転、刷新されて社員の皆さんの『働き方』にどんな変化が生じたでしょう?」

井川「まず、社員同士が対話する機会が増えた様に思います。従来のオフィスには業務以外の相談をするスペースが無かったのですが、 新社屋に『ラウンジ』を設けたことにより、仕事だけでなくプライベートなことに関しても会話がしやすくなりました。
社員はみな、職業人であるのと同時に『一人の人』でもあるので、TPOに応じて様々な会話が出来る環境を設ける事が出来たのは実に良かったです。これにより、 社員同士の『距離感』が縮まった ことに私は大きな手応えを感じています。」

社内に新たに設けた「ラウンジからは広大な瀬戸内海と四国山脈が望める

今回のオフィス移転・リニューアル効果を教えて下さい。

白髭「オフィスって、単に『仕事だけをする場』だけではないという事ですね。
仕事以外の話も出来る事によりむしろ、社員同士の絆が強くなり、結果として仕事がしやすくなったという事でしょうか?」

井川「その通りです。オフィスを改装した後の当社では、 ある相談を受けた上司がその上の上司にも相談するという『連鎖』が起こる様に なりました。この『連鎖』はとても重要です。例えば何処かでミスが生じても、日頃から直ぐに相談できる関係性さえ養っていれば素早く対処することが出来ます。相談しにくい職場では隠ぺいが起き大きな問題になるまで放置されるケースがあることを考えれば、 相談しやすい関係性を築くことは、結果としてお客様の評価を高める ものと思います。」

白髭「なるほど。オフィス環境が変わり社員の皆さんの行動も変わったという事はオフィスに投資した甲斐があったという事ですね。投資効果と言う点でいうと、井川社長が手応えを感じておられることが他にもありますか?」

井川「あります。オフィスの改装移転後にコロナ禍となり、ずっと制限してきた外部からの人の受け入れを、『アフターコロナ』が見えてきた今、再開しようと考えています。
お取引先に見て頂ければ当社に対する信頼感も増すでしょう。加えて、 学生の採用活動には更に大きな効果を生むと期待 しています。」

白髭「先程、『前例なき課題への挑戦』と井川社長は仰いましたが、それには若い力が必要です。私は 『既成概念や先入観にとらわれない若者の存在が会社を変えていく』 と常日頃考えているので、大いに共感します。」

井川「当社は紙製品の輸送を中核事業にしていますが、愛媛県には農業や漁業の分野に有望な産品があり、それを扱う人の中にはグローバルな事業展開に意欲を持つ若い実業家が多数おられます。我々はこの様な方々と同じ視点、視野を持ち、現在の主軸である紙製品以外にも荷扱いを増やしていかなければなりません。 既存分野で多くの経験を持つ先輩社員が若い社員を育て、若い社員が持つ挑戦心とバイタリティが新規事業を生む。この様な相乗効果を私は期待 しています。」

今後のコクヨに期待されることは何でしょうか?

白髭「実に素晴らしいですね。井川社長の中で 『人材育成』と『事業構想』がシンクロ しています。当社も貴社の社外パートナーとして、これからも貴社の成長に貢献していこうと考えています。井川社長が今後、我々コクヨに期待することは何でしょうか?」

井川「今回、コクヨさんにお世話になったのは数年前にたまたまTVで観た番組がきっかけでした。当時、その番組で見た社員の主体性を引き出す自由な働き方や、それを支えるオフィス環境を採用する企業が近年になり増えてきているのではないでしょうか。
私はこのことに 『未来のオフィス像を示し顧客をそこに導く』 というコクヨさんの姿勢を感じるのです。」

白髭「ありがとうございます。井川社長に私たちの『使命』を言い当てて頂き光栄です。」

井川「コクヨさんにはこれからもその様な姿勢で接して欲しいです。働く環境や、働き方に関する最新情報、先進事例を届けて欲しいと期待しています。」

白髭「承知致しました。 コクヨグループは製品を製造しお届けする時をピークに置いているのではなく、お客様が使用を開始した後を『本番』と捉えています。 メーカーとお客様との間に販売会社が存在するのはコクヨグループならではの特徴ですが、それはお客様がご購入された後のサポートと、日々更新される新しい情報をタイムリーに提供するためです。」

井川「ありがとうございます。今回、実に細やかでスピーディな営業対応をして頂いたので言葉に説得力があります。これからもコクヨさんに期待しています。」

白髭「ありがとうございます。今後も貴社に寄り添い、様々なサポートを続けて参ります。」

左から 弊社石丸 白髭と日本興運の井川社長 佐々木部長
同じく左から 佐々木部長 井川社長 白髭 石丸