Interview社長訪問
経営ビジョンの実現に
顧客との安定的な関係を保つ基盤オフィス
ライフメイト株式会社
代表取締役 藤村 昌平 様
URL: https://lifemate-inc.co.jp
規模:115㎡
所在地:岡山県岡山市北区野田3丁目13-5
納入年月:2024年7月
業種:損害保険代理店業務、生命保険募集に関する業務
ロゴに込められた意味を教えて下さい。
白髭「藤村社長、今日はお時間を頂きありがとうございます。新しくなったオフィスに入るとまず、正面のパーティションに掲げられた貴社のロゴが目に飛び込んできました。このデザインにはどんな思いが込められているのですか?」
藤村「このロゴは当社の社名である『ライフメイト』、つまり、 私たちはお客様の人生に常に寄り添う『友』 でなければならないという事を示しています。ロゴの向かって左側が私たちで右側がお客様、共に手を繋ぎ、そして私たちはお客様を見つめています。」
白髭「なるほど。ひとがたの2つのアイコンが重なっているところが少し濃くなっていますが、そこが『メイト』の『M』を示しているのですね。このロゴの意味を確認するだけでも、貴社の顧客に対する思いや事業を進める上での価値観を知ることが出来そうです。」
藤村「ありがとうございます。 当社は保険を総合的に取り扱う『専業代理店』 として、お客様にとって真に価値のあるサポートを心掛けています。一人ひとりの人の暮らしにも、個々の企業の事業にも、様々なリスクが存在しています。それをしっかり認識頂き、適切な対策を提案し、支援し続けていくのが私たちの使命です。専業代理店、つまり 保険のみを扱う『プロ』であるからこそ、ただ単に保険を売るということはやりません。 それが当社のポリシーです。」
経営理念である『挑戦を支援する』についてお聞かせ下さい。
白髭「藤村社長の発する言葉には『プロ』としてのプライドを感じます。ところでポリシーと言う言葉が出ましたが、貴社の経営理念である『挑戦を支援する』という言葉は『誰の』挑戦を指しているのでしょうか?」
藤村「『お客さま』の挑戦です。『リスク』というのは個人や企業が挑戦をするからこそ生じるものです。そして『挑戦』をするからこそ個人も企業も成長する訳です。つまり 『保険』と言う事業の本質は『成長を目指しリスクを取る人たちに寄り添い支援をすること』 です。私がこの仕事に大きな遣り甲斐と使命感を感じているのはそのためです。」
白髭「なるほど! 挑戦にはリスクがつきものであり、そのリスクを顧客に認識させ、サポートするのが保険業の仕事、 ということなのですね。ところで私が保険に入ったのは新入社員だった二十歳過ぎの頃ですが、五十代後半になった今でも『リスク』を見積るのはとても難しいと感じています。」
藤村「その気持ち、よく分かります。この仕事をしていて思うのは、私たちを取り巻くリスクは多種多様、複雑多岐にわたり、また変化していますので、潜在リスクを認識されていないお客様が多くいらっしゃいます。『情報リスク』はもちろんのこと、災害リスクに対する認識も同様です。ですから我々はまずお客様に対して『貴社の事業、あなたの生活にはこんなリスクが潜んでいますよ!対策が出来ていないとこんなに大きな損失を被る可能性がありますよ!』という事からお伝えする様にしています。 私たちは白髭さんが『難しい』と仰った『リスクを見積もる』ことからサポートを始めています。 」
白髭「自然災害が頻繁に発生したり、情報技術の発展に伴い今まで思いもしなかった新たなリスクが生じる現代において、その様な情報提供、サポートはとても有益です。急激にリスクが増加している今、貴社の活躍の場はますます増えていくことでしょう。ところで、今回オフィスを移転されたきっかけは何だったのですか?」
オフィスを移転された効果はいかがですか?
藤村「社員が働く環境として、より快適で働きやすい場所をずっと探していました。社員間のコミュニケーションを更に活性化するためのミーティングルームや、社長として抱える様々なテーマを、一人で集中して思案できるスペースも欲しかったのです。コクヨさんには前のオフィスを創った時にもお世話になったのですが、今回は ライブオフィスという最新の『働き方、働く環境』を体験できる場が出来たのでとても良かった です。私自身、何度も訪問し、相談させて頂くことが出来ました。」
白髭「藤村社長自ら、当社のライブオフィスに何度も足をお運び頂きありがとうございました。オフィスを移転、リニューアルされた効果は出ていますか?」
藤村「ミーティングや個人面談といった社員間のコミュニケーションが格段にとり易くなりましたし、議論も活性化する様になりました。 当社が掲げるビジョンや理念の浸透には社員間の濃密なコミュニケーションが欠かせません。 最近は、会社設立時点から在籍してくれている社員に加え、他企業からの転職組も増え、様々な価値観を持つ人が構成する会社になりました。こんな状況ですのでコミュニケーションの重要性がますます高まっています。」
白髭「オフィスに投資された効果が出ていてとても安心しました。私は常日頃より、 『オフィスは社員が個々に持つ情報を用い生産活動を行う場であり、日々の情報交換により情報の価値、つまり仕事の価値を高めていく場である』 というメッセージを発しています。貴社のオフィスが、社員の皆様の様々な情報交換を通し新たなビジネスチャンスを創出し、顧客創造を続ける『場』になることを期待しています。」
藤村「ありがとうございます。仰る通り、 顧客数を増やすことを目標の一つにしています。 ありがたいことに当社は、過去から何度かの事業継承を経て、先人から多くの顧客を受け継いで参りました。内需が縮小傾向にあり、且つ様々な事業主体が保険を取り扱う中、顧客数を伸ばしていくことはとても難しい状況にありますが、多くのお客様との取引をさせて頂いております。一方、そのお客様と接点をもつ社員との雇用関係ですが、保険の仕事というのは歩合制というのが常識で、この事業に従事する人はそもそも『自分は個人事業主である。』という認識を持っています。私はこの現状を打破したいと考えています。」
白髭「私の知人で 保険業界で営業されている人はみな『自分は個人事業主だ』という表現をされます。『現状の打破』とは具体的にはどういうことを意味するのでしょうか?」
藤村「まず、この会社を 顧客との安定的な関係を保ち続けられる会社にしたい と考えています。その関係づくりを担う社員には歩合給ではなく、固定給を基本にした雇用条件を実現したい。成果型報酬は、組織の成果より個人の成果を優先してしまいがちです。 ライフメイトは個人ではなく組織としてお客様をお守りし、理念経営の実現を目指しています。 社員との雇用条件を変えることが、顧客に対し、近視眼的でなく中長期的な視点で、より最適な提案をしようという社員の姿勢に繋がり、また組織として顧客をフォローすることでより良いサービスの向上にもなると考えています。その結果、顧客から真の評価を得、安定的な関係を保ち続けられる様になると確信しています。」
白髭「なるほど。現行の保険業界の雇用システムを超越することが、貴社の顧客へのサービスの向上に繋がり、貴社の経営ビジョンの実現につながるということを再認識致しました。この様な、 一貫性のある藤村社長の『夢』が実現して欲しい です。」
藤村「ありがとうございます。当社が成長を続け、私の夢が実現するとするならばオフィスはますます拡張していくことになるでしょう。その時にはまた、コクヨさんに相談させて頂くことになると思いますので引き続きよろしくお願い致します。」
白髭「こちらこそ、よろしくお願い致します。当社は貴社のオフィスづくりのパートナーとして今後も常に伴走させて頂きます。本日はありがとうございました。」