データ×テクノロジーでデジタル広告の領域を拡大し続ける企業のオフィス拡大移転プロジェクト。
新潟オフィスはいわゆるカスタマーセンターのような位置づけである。今回の提案では定石の固定席ではなく、敢えてフリーアドレスのABWオフィスを導入し、自律的で多様な働き方と、明るく楽しい雰囲気をつくることを目指した。
今回の拡大移転で多くの雇用を生み、地元からも期待されての開所となった。そのため、新潟に溶け込み、受け入れてもらうということをオフィス空間でも表現することが求められた。酒樽をモチーフにしたエントランス、新潟発のsnow peakのテント、アーティストが新潟を旅して書き溜めたスケッチから起こしたウォールアートなど、新潟由来の要素をデザインに取り入れることで、新潟らしさと愛着が生まれることを意図した。
新潟県新潟市中央区
2023.02
1,236㎡
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
植栽 AZU KIMURA
コクヨ 丹青社 大林組
山本慶太
German Design Award Special Mention
Sky Design Awards Shortlist
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。