SoloTimeは東京電力ホールディングス株式会社が運営する法人向けサテライトオフィスとして首都圏の郊外を中心に展開しており、今回の新橋店は都心型店舗としてオープンした。
コンセプトは”都会の喧騒から離れて癒される場”。ビジネスマンの街と呼ばれ、オフィスと飲食店が混在する賑やかな新橋の駅近に立地し、アフターコロナの時代で再び忙しく街から街を移動して働く人々が途中に立ち寄りたくなる場所を目指した。
デザインテーマは”Effortless Chic × Shimbashi”。街を象徴する高架橋のアール形状を、来訪者を迎え入れ優しく包み込む要素として空間各所に展開。レンガや街を彩る飲食店の提灯も抽象的な表現に変換して、その街らしい個性をプラス。家具も視線の考査を配慮しながら、ゆったりとした距離感を保って配置。包み込むような形状や素材感、優しい色合いにのインテリアによって、訪れる人が一息つける居心地の良い空間を演出。
東京都港区
2024.01
347㎡
東京電力ホールディングス
照明計画 たけでん
植栽 AZUKIMURA
コクヨ
山本慶太
Sky Design Awards Shortlist
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。