日立ハイテクサイエンス小山事業所の敷地内に、食堂棟を新設。周囲の事務所棟から行き来しやすい位置に設置され、食堂として、また打合せができる場所として、多目的に活用できる場が求められた。
毎日通いたいと感じる心地よい空間。周囲の事務所棟からわざわざ食堂棟まで出向いて使いたくなる、多目的な空間。
片流れの屋根、片側全面ガラス窓の平屋。この大空間ををより感じられるように、天吊の造作や照明、床レベルの操作によって立体感のある空間を構築した。また、全長15mのホワイトボードや、大型の天吊りプロジェクターなど、空間のスケールに合った什器を選定している。美味しいコーヒーを飲めるカフェがあり、ITインフラが整っている。食事以外のシーンでも活用できる、居心地の良い食堂をデザインした。
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。