プロジェクトのゴールを「WORKからWORK WELLNESSへ」とし、働く、食べる、整える、出会う、遊ぶなど多用途な場をDining, Conference, Fitnessの3つのエリアで展開。次のテナントビルの形を描いた。
コンセプトは“PATCHWORK”。働くを軸に多様なアクティビティをつなぎあわせることで、WORK WELLNESSの実現を考えた。
パッチワークには3つの手法がある。一つ目は素材のパッチワーク。同素材や異素材を組み合わせ、場に変化を生み出す。二つ目は場をつなぐパッチワーク。フレームを糸のような役割で用い、多様な場をつなげる。そしてそのフレームの中に感性要素を組み込むことで、アクティビティと空間を一つに混ぜ合わせる。三つ目はフロア全体のパッチワーク。特徴的な天井と照明を用い、用途ごとに異なるデザインを一体としてユーザーに届けた。
東京都千代田区
2020.12
2300㎡
三井物産 三井不動産
実施設計 コクヨ 永井亮
設備 イーテクノ 鹿島建設
グラフィック KARAPPO
照明設計 muse-D
ART A&M andand+
鹿島建設 コクヨ
Nacasa & Partners
Red Dot Award
SBID International Design Awards
ICONIC AWARDS Innovation Architecture
ICONIC AWARDS Innovation Materials
SKY DESIGN AWARD
日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞 銅賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。