ニューノーマルにおける新たなワークスタイルコンセプト「Work Life Shift」に基づき、固定的なオフィスに縛られていた従来の働き方の概念を変え、社員が複数拠点からフレキシブルに働く場所を選択できるオフィス環境を整備した。
時間や場所をフレキシブルに活用し、業務の目的に合わせ自由にワーク環境を選択できる「Borderless Office」をコンセプトに、多様な人材がリアルに集いイノベーションを創出するHUBオフィスとして、コラボレーションとチームビルディングを高める機能に特化したオフィスとしている。
富士通パーパスをアートやタイポグラフィで表現した。「ビジョンやカルチャーを伝える場」を中心に、Face to Faceチームワークが目的の「闊達でクリエイティブな議論が行える場」、出社した社員のベースとなる「アクティビティ、ファンクションをつなぐ場」、遮音性の高い「リアルとリモートをつなぐ場」で構成。個人作業中心の従来型オフィスから、チームワーク中心のセッティングで多様なアクティビティを演出。快適で創造性のあるオフィス空間で、フレキシブルな働き方を実現する。
東京都大田区
2021.02
6263㎡
富士通
アート制作 書道家 万美
コクヨ
エスエス企画
日経ニューオフィス賞 関東ニューオフィス奨励賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。