テナントオフィスビルへと生まれ変った浜松町ビルディング。オフィス以外の「SECOND PLACE」を提供する、ワーカーに開かれた共用の職域食堂として改修することによりビル価値向上を図る。
センターコアを中心に南北に二面性ある景観を活かし、2つのエリアを「NORTHエリア=TOKYO URBAN DINING」「SOUTHエリア=RIVERSIDE CAFE」とテーマを変えてデザインした。
浜松町は東京の玄関口として都会的な一面があるが、一方で水辺や自然を感じるウォーターフロントの環境を有する。そんな二面性をテーマを変えてデザインし、食事メニューも連動させることで、ワーカーが「もうひとつの場所」を選んでいく楽しさを演出した。多様性のある職域食堂を構築することで、昼食だけでなく打合せやソロワーク、休息等の「働く時間」を支える施設になることを目指した。
東京都港区
2014.05
1640㎡
野村不動産ビルディング
ネーミング・ロゴマーク・サイン HYPHEN
清水建設
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。