ベルリッツはフラッグシップ構築を軸に新たな店舗戦略を計画。そこで店舗の新たなブランドイメージを3つの視点、Concept(オリジナリティー)、Icon(新しいベルリッツらしさ)、Locality(地域の特色)で作ると考えた。
コンセプトは ”The HOUSE(外国人の邸宅)”。生徒は家に帰る途中に外国人の邸宅に遊びに訪れ、邸宅の中を動き回る。個室内のプライベートな空間だけでなく、パブリックな広間でも生徒と先生が交流し、語学を体験する。
Icon(新しいベルリッツらしさ)は邸宅の要素で構成。自由が丘では象徴としてギミックの階段を作った。そのほかの要素は知的、洗練、親しみのイメージから選定。そしてベネッセグループのアートを強力な差別化アイコンとした。Localityは、多店舗展開を見据え、地域の特色を店舗作りに活かす仕組みとし、自由が丘はオーガニックで本物志向とした。邸宅のコンセプトの元、空間とブランドが一体となり新しいベルリッツをつくる。
東京都目黒区
2014.12
300㎡
Berlitz
照明計画 muse-D
設備設計 ユーテクノ
アート A&M
コクヨ
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。