渋谷にある英会話学校の校舎。英語を通じて豊かな感性や多様な視点を学び子供の可能性を拡張する場として作られた。同時にクライアントが理想とする教育施設を模索し後に続く校舎整備のプロトタイプとなる事も期待された。
コンセプトは「URBAN CAMPUS」。キャンパスに着想を得た多様な機能を、8層からなる建物に設け、一体感のある都市型の教育施設としている。クライアントのユニークさやおおらかさが空気感として漂うデザインを心掛けた。
B1Fを自習室・スタジオ、1Fをライブラリー、2Fをホール、3-6Fを教室、7Fをオフィスとしたプログラム。1Fの本棚と滑らかな壁を背景に先生や生徒が思い思いに過ごすというアイデアを起点に、機能に合わせて形や構成を変えながら各階のデザインを展開し、その上に教育施設らしい明快でフレキシブルなサインを取り付けた。拠点展開を見据えて、校舎の空気感や構成要素の発展性のあるプラットフォーム作りに着目したプロジェクト。
東京都渋谷区
2018.03
658㎡
J Institute
監修 ワンブロック
照明計画 ModuleX
JPDH コクヨ
エスエス企画
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。