経営統合した各会社の歴史を重んじること、見つめ直すことで未来への歩みに活かしたい。そういった想いを込めて資料館を計画。社外への発信の場として、また、社員同士の相互理解や交流の場となることが求められた。
価値と技術を「知り・学び・感じる」
住環境の未来をつくる挑戦の場。
住生活の変遷やLIXILグループの歴史を紹介するミュージアムと、LIXILグループに保管されてきた書籍や雑誌、自社の出版物の他、最新の住生活に関わる書籍を閲覧できるライブラリーの2つのエリアがある。ミュージアムは「ひとつ屋根の下」というメッセージを打ち出すために既存のグリット天井を切妻形状の屋根に見立てた。ライブラリーは歴史の積み重なりを書籍として表現するために、書棚によって空間を構成しアイコン化した。
東京都江東区
2012.09
1000㎡
LIXIL
照明計画 ModuleX
コクヨ
Nacasa & Partners
北米照明学会賞
DSA 日本空間デザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。