社会貢献施設としての価値を高めるため、既存の展示エリア、航空教室、格納庫エリア等を含め、総合的にリデザインした見学施設構築プロジェクト。
「JALのフライトを支えるスタッフの魅力を伝える」をコンセプトに、5つの職種を体験できる。「INTEREST(知的好奇心)」に訴える計画とし、空間から受ける感覚と記憶に残る体験とが融合したミュージアムを目指した。
展示エリアは、1951年の会社設立以来、世界の空を切り拓いてきたJALグループの歴史を伝える貴重な史料を初めて公開するアーカイブズエリア、実際の座席に座ることができる新商品・サービス紹介エリアに加え、JALの5つの職種を体験できる仕事紹介エリアなどを設けている。グラフィックやデジタルコンテンツ等を効果的に採用して、子供から大人まで楽しむことができる体験型ミュージアムとなっている。
東京都大田区
2013.07
1400㎡
日本航空
企画協力 UDS
コンテンツデザイン グラトリ
SHIKUMI DESIGN 寒山
コクヨ
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
キッズデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。