コンセプトメイキング、プロダクト、エクスペリエンスデザイン等、縦横無尽に活躍する takram。オフィス移転にあたり、ワークエリア、スタジオなどのオリジナル家具を Takram、高塚章夫設計事務所と共同で開発した。
”design×engineering”を体現するクライアントのオフィス。この場にふさわしい家具はなにか。工学的な工夫や新しい技術へのチャレンジにより、ミニマムなフォルム(薄さ・軽さ)と、機能性の実現を目指した。
クライアントとのワークショップを重ね、新しいアイデアと細部へのこだわりを追求。ワークデスクは、2.5mmのアルミを折り紙の様に端部を折ることで強度を保持し、極薄の天板を表現。ワークショップテーブルは、脚の脱着部分に誰もが使った事があるカメラの機構を採用している。カンファレンステーブルは、アルミハニカムにより長さ3.6mを中間脚なしで実現。各エリアで ”design×engineering” を体現するオリジナル家具が生まれた。
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。