企業規模の拡大に伴う本社移転。元々住宅のモデルルームとして使用されていた天高12mの大空間を活かし、個人の想像力を高めるオフィスをつくりたいという要望からプロジェクトがスタート。
コンセプトは「空中庭園」。木漏れ日が降り注ぐ、屋外のような心地よさを感じる空間。街中を散歩する様に歩き回ることで生まれる社員同士の偶発的な出会いや、高低差を活かした新しいコミュニケーションの創出を目指した。
創造的・効率的に働くために今までのオフィスの概念を取り払った、オープンで立体的な関係性が生まれるワークプレイス。12mの天井高さとメゾネット型のフロア構成、立体的なストラクチャによってワークプレイス自体をランドスケープ的に計画。ストラクチャ間に生まれた空間はコミュニケーションスペースや集中席として利用可能。BETTER SYSTEMS for BETTER WORKSTYLE. よりよい仕組みが、よりよい働き方を実現する。
東京都品川区
2017.11
1800㎡
ラクスル
照明計画 ModuleX
植栽計画 SOW atelier
コクヨ アーキテクトK
Nacasa & Partners
JCD デザインアワード Best 100
日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。