HISの本社。グローバルHQとして世界中の拠点とのリアルオンライン双方での結節点となり、多様なバックグラウンドを持った社員が自分らしく働くことでアイデアが生み出される、未来を見据えた価値創造の土台が期待された。
コンセプトはDIVERSCAPE (DIVERSITY + LANDSCAPE)。豊かな旅行体験やグローバルなスケール感を想起させるドラマチックな場面転換を核とし、回遊性と透明性を突き詰めることで新鮮な経験が溢れるオフィスを目指した。
異なる機能をフローリングのストリートで繋ぐことで多彩で一体感のある活動を生み出す計画。 有機的なルーバーとLEDスクリーンで構成された広大なエントランス、多様なワークポイントを選択できるカラフルなオフィス、カフェやライブラリーを包含したスケルトンのラウンジ、ストリート上の刻々と変化する風景を歩き回ることで情報が自然に共有され文化が育まれる場を目指した。クライアントが提供する豊かな体験価値に通じるオフィス。
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。