世界中でインターコネクションのプラットフォームを展開するエクイニクス社の日本本社オフィス。歴史ある日本橋の地、高層ビルの最上階という環境を活かし、EQUINIXブランドと日本らしさを発信することを考えた。
「社交場のような豊かさ」をコンセプトに、顧客・社員・パートナーが心地よく集い、繋がるための多様な「豊かさ」を空間全体で表現している。例えば、窓面全面を縁側のように社員同士の「社交場」として開放している。
この社交場に日本建築のような間や距離感、展開を楽しむ空間構成という日本らしさを取り入れた。また世界中のビジネスを支える企業独自の高度なネットワーク技術を日本文化の光と影により演出。これは長さ20mを超える来客エリアへのアプローチにおいて、LEDプログラム照明の明滅により実装される。その先には最上階の景色を独占するスカイロビーがあり、来訪者と共にリラックスしながら、自然な会話から豊かな時間が生まれる。
東京都中央区
2016.12
2100㎡
エクイニクス・ジャパン
PM コクヨ 楠本佳慎
グラフィック コクヨ 浦麻子
照明計画 Panasonic カラーキネティクス・ジャパン
住友不動産 コクヨ
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。