コロナ禍によってリモートでの働き方が定着。その中でも未来へ向けた企業の進化を見据えている。イノベーションを起こすべく、様々な交流や情報発信を基点にバーチャルでの働き方にも連動するオフィスが求められた。
プリズムによって光が7色に放たれるように、オフィスを、想像力で新たな価値を生み出す装置と位置付けた。バーチャルとともにリアルでも自分らしく働き、企業と共に成長できる環境の実現を目指す。
交流と執務の充実を目的として、ラウンジスペースを様々なスタイルで各所に設置。雰囲気や姿勢を変えた執務機能と共に、フォーマルとインフォーマル、そしてバーチャルな発信も想定した交流の場として位置付ける。オフィスの中央をダイナミックに向きを変えながら貫く主動線上には、会議室やコミュニケーションスポットを配置。にぎわいや人の顔がよく見える出会いに満ちたオフィスが、人や情報を引き合わせ、進化の基点になる。
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。