20代~30代前半の社員を中心に多方面に事業拡大をはかるベンチャー企業のオフィス。事業拡大に伴い優秀人材の獲得・確保等を目的に、「PORTらしさ」を発信するブランティンク視点でのオフィスが求められた。
様々なカルチャーが生まれ、緑豊かで暮らしやすく若者を魅了する想造都市として注目され、企業のビジョンともリンクした「ポートランドスタイル」をデザインコンセプトとし、自分たち「らしく」働ける環境の構築を目指した。
街にみたてた空間で様々な居場所を作ることで、社員が心地よく豊かに自分たち「らしく」働き、これらが来訪者に対して発信されていくこと目指した。来訪者や社員同士のコミュニケーションツールとなる展示コンテンツや施設内のエリアを説明するイラスト、床サイン、壁面グラフィック、可動家具などが共存し450㎡という限られた面積の中で多様な空間を演出する。街歩きの中で遭遇できる様々なシーン・居場所をつくりだしている。
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。