Goertekは中国をはじめ、約12か国のワーカーが多様に働くグローバル企業である。その多様さを受け入れる器をデザインすること、そして多様性こそを武器に創造性を加速させることがプロジェクトの課題となった。
コンセプトは“Goertek TOWN”。様々な国籍や世代、バックグラウンドの人々が集まるオフィスで、それぞれの才能を生かしながら日常的に交流を図ることでクリエイティビティを加速させることを狙いとしている。
山や空、湖や海など、街のように多様な場をデザインすることで、ワーカーが働く場を自律的に選択できるようにしている。オフィスに張り巡らされた回遊性のある路地では、ワーカー同士の偶発的な出会いから予期せぬアクティビティが生まれ、有機的なオフィスをかたちづくる重要なデザインモチーフとして機能している。
東京都千代田区
2017.02
1000㎡
Goertek Technology Japan
グラフィティアート SUIKO
サイン HYPHEN
友和商工 コクヨ
エスエス企画
日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。