役員同士のコミニケーション遅延が起こっている現状課題を解決し、各事業部の雰囲気をもっと肌で感じ合うことを目的に計画されたプロジェクト。
コンセプトは「見詰め和え」。役員同士が互いを「見」つめ合いながら、時には戦い(詰める)、そして一緒になる(和える)ことを目指した。
各フロアに点在していた役員室を1フロアに集約することで、これまで場所が離れていたことで難しかった役員同士の課題共有を円滑に行えるようにした。フロア内は低い家具で仕切られたオープンな空間で、壁を設けていない。役員席は通路中央に視線が集まるように配置することで、緊張感と共に一体感を感じさせる。倉庫を模した空間は、「ベンチャースピリット」を表現すると共に、社員が気軽に相談に訪れやすくなる効果も狙っている。
東京都新宿区
2014.08
257㎡
日清食品ホールディングス
照明計画 ModuleX
オーク設備 都築電機
京王設備サービス セコム
レスター コクヨ
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。