コロナ禍をうけて、出社する意味の再考とオフィスのあり方が求められた。ここでは、アフターコロナを見据えた計画を行った。
変わりゆく環境に対し、オフィスはつくっては壊し、つくっては壊しを繰り返してきた。しかし、時代や人の変化は加速度的に進んでいく。オフィスの更新はそれに耐えられなくなった。NISSIN GARAGEは、すべてが可変のオフィスである。
空間を単管で構成することで、環境変化に合わせて自由に変化していけるオフィスを構築した。ミーティング席を増やしたり、収納スペースを増やしたり、大掛かりな工事を必要とせず、単管を組み換えるだけで空間を変えていくことができる。これにより、空間を変えるには工事が必要になるという不自由さから解放された。より豊かに、より面白く人が集まれる場所となることを目指した。
東京新宿区
2021.3
1358㎡
日清食品ホールディングス
照明計画 ModuleX
設備設計 明野設備
三菱地所プロパティマネジメント コクヨ
Nacasa & Partners エスエス企画
Sydney Design Awards GOLD
German Design Award Special Mention
SBID International Design Awards shortlist
Red Dot Award
Dezeen Awards
The Architecture MasterPrize
日本空間デザイン賞
日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。