新しい富士フイルムをデザインする為にデザイン組織単独のクリエイティブな環境を作り、デザインをジャンプさせたいと考え計画された。
様々な事業領域への変革を担う、開かれたデザインスタジオ。創造性を触発する空間によってデザイナーの資質を引き出し、社内外の技術や研究とデザインを掛け合わせることで新しい製品やサービスを生み出していく。
年月を経た小規模ビルへの入居であった為、元々の空間の良さを最大限に生かすことを考えた。コンクリート、スチール、ガラスなどで構成されたストイックな空間の中に、素材感のある無垢材のテーブルや色彩豊かなアンティークチェアで手触り感を醸し出した。執務席は全て壁向きに配置して没頭感を最大限に高め、中央にビッグテーブルを配置することで、後ろを向くとすぐにコミュニケーションを取ることができる環境を構築した。
東京都港区
2017.05
413㎡
富士フイルムホールディングス
照明計画 ModuleX
植栽 SOLSO
コクヨ スズキスタジオ
Nacasa & Partners
DSA 日本空間デザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。