自動車をドメインにマーケティングサービスを手掛ける企業の本社移転。枠にとらわれずチャレンジするスピリット「はみデル」を実現するため、社員自身がモビリティを高め、様々な社会変化を敏感に掴む働き方へ変革。
「働くことはドライブだ。」をコンセプトに、社員が集い楽しみながら目的地に向かい協業する…そんなアクティビティを社員に促す場として、オフィス全体を「街」のように、動くほどに刺激と多様性を感じられる空間とした。
オフィスの中央を動線に沿って続く「シェアデスク」は社員のあらゆるヒエラルキーを撤廃し一体感を生み出す。バラバラと配置したボックス「PIT」の街並みは街路のような隙間のスペースを作り、クリエイティブを加速する多彩なコミュニケーションの場となる。カフェやライブラリーなどの機能を複合した象徴となる広場「センターカフェ」は、社員や情報が日々集まる交差点となり、市場の変化に対する気づきを促す。
東京都千代田区
2015.09
3300㎡
トヨタ・コニック・プロ(デルフィス)
照明計画 ModuleX
グラフィック HYPHEN
安田ファシリティワークス コクヨ
Nacasa & Partners
日経ニューオフィス賞 クリエイティブオフィス賞
SDA 日本サインデザイン賞
ブレーン2016年5月号
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。