グループの新規事業の柱の1つとして2018年4月に設立した企業の新しいオフィス。人と人、人と地域、さらには、過去から未来へといった様々な「つながり」を表現することを目指した。
グループの根幹に息づく「つなぐ」という思想を軸に、「交点」を空間のコンセプトとした。多様な交点を浮かび上がせることで、様々な人と人の出会い、また、過去から未来へのつながりを人々の感覚に訴えかける。
エントランスでは多種類の反射素材を用いることで、狭小スペースでありながらも面積以上の奥行と広がりを感じさせ、企業の入口として内と外のつながりを表現した。見る角度によって色の見え方が変化するダイクロイックミラーを直交させると、2面鏡の原理で光やグラフィックが交差し交点が浮かび上がる。オフィスエリアではバイオフィリックデザインを取り入れ、感覚を刺激するようなマテリアルの選定や植栽計画を行った。
東京都千代田区
2019.08
1035㎡
非公開
植栽提供 SOLSO
大手町プレイス建築工事共同体
Nacasa & Partners
Sky Design Awards
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。