場所や時間にとらわれない柔軟な働き方が可能となる中で、 自社ワークスタイルビジョンである“Work From Everywhere”が体現できる、新たなオフィスを構築する。
デザインコンセプトは「街」である。巨大なオフィスプレートの中に、会議室やロッカースペースなどの必要機能をあえて分散的に配置し、その周囲を路地となる動線を巡らせることで回遊性のあるオフィスデザインとしている。
街をコンセプトにしたこのオフィス空間は、床を上げたり、天井を下げたり、通路を狭めたり、広げたりといった身体的な感覚を刺激するようなスケールで構成されている。また、プロジェクトには、複数のグラフィティアーティストや造形作家も参加しており、オフィスのいたるところにアートが出現し、まるで街歩きながらストリートアートに出会うような豊かなシークエンスをワーカーにもたらしている。
東京都港区
2020.07
4600㎡
非公開
設備設計 岩佐健市
アート StudioBOWL JONJONGREEN 髙橋洋平 SATOSU SUGAMOTO StudioSANE FATE imaone
サイン・グラフィック 吉羽拓也
植栽 ランドスケープハウス
森ビル
見学友宙
SBID International Design Awards
-Fit Out Contractor of the Year
MUSE Design Awards GOLD
Sky Design Awards SILVER
日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。