中央官庁が集積する霞が関という立地を活かし、ベンチャー、大企業、自治体、官公庁など日本を牽引する様々なプレーヤーが集まり、官民連携による日本と地域課題解決のイノベ―ション創出を目指す場である。
日本・地方を盛り上げるというテーマに共感し集まる様々なプレーヤーに対し、イノベーションの土壌となる「帰属感覚」を創出する場となることを狙い、「ゆるやかな関係性”縁”」を空間に表現した。
人々がゆるやかに集まるロの字型の「回遊空間」をフロアの中心に据え、周囲にレセプションやラウンジ、イベントサロン、多種のソロワークスペース、ルームオフィスを配置。「縁側」のような板張屋根がフロアのどこからでも見え、つながりを感じながら働くことができる。緩い境界となる書架や、暖簾、組子、屋台などのコミュニケーションサインのデザインは、ターゲットである日本を元気にする人に愛着を感じてもらうことを意図した。
東京都千代田区
2017.02
1280㎡
日本土地建物
照明計画 ModuleX
グラフィック HYPHEN
コクヨ 日土地建設
Nacasa & Partners
JCD デザインアワード Best 100
DSA 日本空間デザイン賞
SDA 日本サインデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。