オリンパスは1400名を超える社員が働く白河事業場の敷地内に企業内託児所を設置。社内のダイバーシティの一環として、子供を持つ社員ために工場内の敷地に建設した。
企業アイデンティティと周囲の自然との共生を内装デザインに取り込み、幼少期から幅広い知識を育む場を構築。オリンパスらしさ、白河らしさを感じ、安心して働けるような場づくりのを目指した。
外観は、オリンパス製品がモチーフの「レンズのアトリエ」の円形部が特徴的で、「レンズのアトリエ」は光の屈折と子供の視線を意識した多目的スペースになっている。企業のシンボルカラーや周囲の自然をモチーフとしたグラフィックを内装デザインに展開。敷地内には庭園があり、子供の興味を育む工夫を遊具やランドスケープデザインに反映し、室内環境だけでなく幅広い視点で知育環境を構築している。
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。