グローバルにソリューションを提供するdoq のコワーキングスペースの計画。シドニー湾岸のアイコニックな立地特性を生かしながら、豪州と日本の文化を融合させたクロスカルチュラルな場を計画した。
企業ビジョンでもある 「日本とオーストラリアの架け橋、融合」をテーマにデザインを行った。ローカルの素材を用いつつ、既存の歴史的な建物の特徴を残しながら、無駄のない構成にすることで日本らしさを意識した。
ABW の考え方を導入し、ワーカー同士のコミュニケーションや集中できる場など特徴のある空間を設定。コワーキングスペースを付設することで、様々な人の知恵やアイデアが集約したオープン・イノベーションの場になることを意図した。また、豪州の街に特徴的に見られるグラフィティにインスパイアされた壁面のメッセージは、空間のアイデンティティーとして機能するとともに、イノベーションを生み出すための刺激をもたらす。
Sydney, NSW
2019.01
160㎡
doq
照明 ModuleX
AV 映像システム
Think Tank Building Solutions
House of Cameo
Sydney Design Awards SILVER
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。