乳幼児を対象とした事業所内保育施設。ワークライフバランスの確立を目指し様々な施策を行なう中、社員から要望の多かった保育施設を企画。「育つ力を育てる」を保育方針とする施設の構築を行った。
死角のない空間や細部への配慮など、安全性を確保する空間に徹底的にこだわりながら、こどもたちが身の回りの環境に対して興味を持ち、自発的に考えるきっかけを生み出す仕掛け作りを目指した。
小さな空間の中にも、ほこらをイメージした隠れ家や大木をイメージしたライブラリーなど、変化のある居場所を設けることで、こどもたちが興味を持ち自ら活動を拡げられるような工夫を行った。また、企業の託児所として、事業とのつながりを感じさせるトラックやバスがインテリアや家具のモチーフとして随所に用いられている。
神奈川県川崎市
2016.01
99㎡
三菱ふそうトラック・バス
STYLE STUDIO
コクヨ
エスエス東京 堀越圭晋、羽田誠
キッズデザイン賞
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。