社会の急速な変化に対して柔軟に対応できるオフィスの構築を追求し、その解の一つとして、フレキシブルなファニチャーの設計が求められた。
都市のなかに点在するストリートファニチャーをコンセプトとし、電話ブースやバス停、広場やビル群といったオブジェクトをモチーフにデザインを行った。
モチーフとした都市の中のオブジェクト「らしさ」を、プロポーションやマテリアルを検討しながら慎重にデザインした。また、複雑でないシンプルな機構や、特殊でない普遍的な素材を使いながら、柔軟に組み立てや解体が可能であることもデザインのテーマに含めながら設計を行った。
東京都千代田区
2022.07
4,700㎡
ユーザベース
PARTY 日建設計
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清和ビジネス
コクヨ
千葉顕弥
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。