リニューアル前の職域食堂は、「忙しくて外に食べに行く時間がないワーカー」に多く利用されており、このビルに「一人でほっと一息つける居場所がほしい」という入居者のニーズがあった。
「忙しい毎日を走り抜けるワーカーたちの休憩所」として、働くことも、サッと食事をとることもできる、コワーキング・カフェラウンジのような場。
朝から夕方まで楽しめる豊富なメニューと、ひとりでも仲間とでも気分に合わせて選べる席のバリエーション用意。清潔感と明るさを象徴する白を基調とし、天然木の質感、土と石で大地をモチーフにした左官仕上げのカウンター、そしてフラワーアーティストによる植物の多彩な表現により、「自然の恵みと収穫」イメージした心地よい空間になることを目指した。
東京都
2022.05
324㎡
日本生命保険相互会社 高砂香料工業
山下PMC
コクヨアンドパートナーズ
清水建設 大星ビル管理 コクヨ
Nacasa & Partners 山本慶太
iF Design Award
German Design Award Special Mention
Sky Design Awards Silver
MUSE Design Award Gold
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。