1983年(昭和58年)事務用回転イス「バイオテックチェアー」を発売
人間工学に基づいたオフィスチェアー
1980年代に入ってパソコンが登場し、オフィスのOA化が急速に進展すると、OA機器やオフィス家具を快適で使いやすい道具にするための研究、いわゆるエルゴノミクス(人間工学)が注目されるようになります。バイオテックチェアは、エルゴノミクスの成果をもとに、コクヨが独自に研究、分析、実験を重ね、日本のオフィス環境、日本人の体格に合わせて開発したオフィスチェアです。
徹底的な分析、実験を重ねてベストをめざす
OA化が進むと着席時間が長くなるなど、働き方も変化します。バイオテックチェアには、長時間の使用でも疲労しない工夫が随所に盛り込まれました。また、作業姿勢から軽休息姿勢までボタン方式によるワンタッチ機構で、座・背を任意のポジションに操作でき、体の状態に応じて、チェアの座・背をベストポジションに設定できるようになっています。さらに、座圧分析を徹底的に実施、実験を重ねて体圧分布がベストの状態になるよう、クッションが形成されました。