読書を通じて知識を深めることはもちろん、学年を越えた交流や自習等のさまざまな学習の場として活躍する図書室。機能的で親しみやすい書架や家具の選定、コミュニケーションを促すための仕掛けづくり、自習コーナーやメディアコーナーなどを配した空間レイアウトなど。児童や生徒が毎日足を運びたくなる知的好奇心を育てる図書室空間が求められています。
#図書室 #メディアセンター
さまざまな学年の児童や生徒が利用する図書室。だからこそ、それぞれの目的や読書スタイルに合った空間設計が必要です。たとえば低学年の児童には、自由な姿勢で読書を楽しめるカーペット敷きの読書スペースをつくることで、本とふれあうことの楽しさを伝えます。また、中高生の生徒には、PCコーナーなどを備えた自習・閲覧スペースをつくることで、より知識を深められる空間が求められます。
全学年の児童・生徒が集う図書室は、学年の枠を越えた交流の場でもあります。だからこそ、コミュニケーションを促進するためのさまざまな仕掛けが必要です。書籍やPCを使用しながらグループ学習を行える閲覧コーナーや、朗読や読み聞かせの場としても利用できる交流コーナー、図書室全体をひと目で把握できる司書コーナーの配置。多くの児童・学生が集まり、読書と交流を楽しめるコーナーづくりが求められます。
インターネットやメディア教材を活用した情報収集やプロジェクターを使った発表、メールやホームページでの情報発信、ノートPCやタブレットを使えるネットワーク環境の構築など、近年ICTの活用は図書室に必要不可欠となってきています。また、機器の整備だけではなく、地域の方たちの生涯学習の拠点としてPC教室、LL教室、マルチメディアスタジオなど、地域に開かれた施設づくりが必要とされています。