『ing』は、ワンルームでもちょうどいいサイズ感です。私が選んだのは、本体、張り地が黒で、脚と肘がアルミのラテラルタイプです。モノトーンで、空間が締まる感じがあるので気に入っています。120×60センチの天板のデスクと組み合わせているのですが、ずっと座っていても苦になりません。ただ、オフィス用なので仕方がないのですが、脚が大きくてデスクの下に入りきらないのが気になります。また、イスの座面をロックしていないと、絨毯では少し引きにくい気がします。

「揺れる」機能はもちろんですが、長時間座っていてもラクだという点が一番良かったです。『ing』は、カラーバリエーションやタイプが豊富で、インテリアに合うものを選べるのですが、欲を言えば、ハイバックでもラテラルでもない、直線的なデザインがあっても良いと思いました。また、脚羽根が大きく、デスクの下に納まらないので、もう少し小型の『ing』があれば良いと思いました。賃貸住宅なのでキャスターで床を傷つけないか心配だったり、毛足の長いラグだとうまく転がらなかったり、少し不便を感じるところもありました。

リビングダイニングでの使用を前提に考えていたので、ハイタイプを除いて検討しました。『ing』は、サイズ感が良いのですが、もう少し座面が低い設定があってもいいと思います。在宅ワークでは、オフィスと違って靴を脱ぎますので、小柄な方には少々足着きが悪いかもしれません。私は身長168センチですが、一番低い設定にしています。そうすることで、天板180×75センチ、高さ67センチのダイニングテーブルの下にアームが納まり、見た目がスッキリします。張り地も家庭向けのものがあれば、なおいいですね。

在宅ワークが続き、出社している時と比べ、運動不足が顕著になっていました。年齢のせいもあるかもしれませんが、イスから立ち上がった際には、関節や筋肉に痛みやギシギシ感がありました。ところが、『ing』を使い始めてからは、長時間同じ姿勢を続けていても、立ち上がる際の違和感が少なくなった印象で、とても快適です。