キユーピーグループ
東京都調布市仙川町2-5-7
キユーピーグループ様の「仙川キユーポート」は、グループ経営の進化とグループシナジー発揮を目的とした、オフィス、研究開発施設、見学施設、認証保育所からなる複合施設です。
旧仙川工場の敷地にグループの17事業所が集結する場として新設されました。建物は特徴的な六角形の平面を採用。オフィス内の回遊性を高めながら、近隣への圧迫感を軽減しています。
また、研究施設とオフィスを交互の階に配置し、上下移動の際にお互いの動きが感じられるようにしています。オフィスは様々な工夫を凝らしたコミュニケーションのためのスペースを随所に設けることで、自然と会話が生まれる雰囲気を生み出しています。
コクヨはオフィス空間のプログラミング、インテリア設計および施工を行いました。
DESIGNER:
井上 侑士[Yushi Inoue]
コンセプトである「その会話から生まれる 未来とつながる」を実現させる為に、自席、会議室、食堂などのいわゆる通常オフィス機能だけでなく、仕事の中心に「食」があるべきだという考えのもと、複数箇所に設置されたテストキッチン、そのまわりを囲む「DINING」と呼ぶ、エリア毎に個性の違うコミュニケーションエリア、また一見、直接的には業務に関連しないような中間領域を支えるアクティビティエリア、業務の合間時間を利用し、会話の種を育てる「aima」という社内3rdPlaceを与件定義しました。
空間デザインだけでなく、ユニークな運用手法の実現に向け、クライアント・建築設計者など多くの関係者の皆様と協業することにより、仙川キユーポートを創りあげることができました。オフィスづくりや維持管理面で課題とされる事項の多くが、クライアント社内の多大な努力の成果として、このオフィスではひとつの答えとして示されています
数年後、ベストプラクティスのひとつとして評価されるべきオフィスであると感じています。
DESIGNER:
崎川 瑛子[Eiko Sakikawa]
仙川キユーポートでは、グループアドレスの採用、食堂の昼食時以外の開放、バリエーションに富んだコミュニケーションエリア、中間領域「aima」等が回遊性を高め、会話を生み出す仕掛けとなっています。まさに社是である「楽業偕悦」(業を楽しみ、悦びをともにする)というキユーピー様らしい考え方が、働き方からオフィスづくりにまで一貫しています。
ユニークな場づくりと運用、両方の実現に向けお手伝いをさせて頂きましたが、グループ一丸となった新しいワークスタイルへと挑戦する為、クライアント社内の努力は並々ならぬものであったかと思います。その結果、社員の皆様は、実に積極的に新しいワークスタイルに挑戦されています。新たな商品やサービスがここ仙川から生まれ、私達の食卓に届く日はもうすぐなのではないかと、とても楽しみにしています。
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