日販グループホールディングス株式会社
〒101-8710 東京都千代田区神田駿河台4-3
新御茶ノ水ビルディングに入居する、日販グループのリニューアル計画です。
現状の部門縦割り型のオフィス機能に対して、社内外のコミュニケーションを促進させるライブラリを計画しました。また、本が人と人をつなぐきっかけとなるように社内ライブラリの実験の場としても機能しています。
フロアの一角に「人と本が重なる丘」をデザインしました。通常のオフィスには生まれない立体的な起伏は、人々の姿が遠くまでつながり、まるで町並みのような風景を生み出しました。緩やかなアーチを描く本棚の合間には、様々な居場所が設けられています。
人と人、人と本が出会うことで、時間や場所など既存のルールに縛られず、多様な働き方が実現できることを期待しています。
(撮影 鈴木文人)
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DESIGNER:
髙橋 絵里[Eri Takahashi]
今回のプロジェクトでは、社内外の交流、コミュニティの形成が大きなゴールでありました。人と人、直接の交流も大切ですが、まずは「本」という小さなきっかけで人と人のつながりをつくりたい、という日販チームの皆様の思いに大変共感しました。分散化した働き方が定着した今、コミュニケーションの新しい形となると思います。一方で、オフィスでは本があまり読まれない、という課題もあります。どうしたら本を手に取ってもらえるか、できるだけ本と人の距離を近づけたい、と考えながらデザインを検討しました。この場所を通して、様々な出会いやコミュニティが育っていくことを願っています。
担当した納入事例を見るDESIGNER:
針村 展輔[Nobusuke Harimura]
クライアントの日販グループ様は、お茶の水に本社ビルを構えて40年以上、街とともに文化を育んできた会社であり、その歴史を独自のアイデンティティとして大切にしています。そんな日販グループ様らしさを表現するため、お茶の水という街の特徴や雰囲気に着想を得ながら、空間の構成やデザインへと落とし込んでいきました。この場所を起点として、日販グループ様がこれから目指していく新しい文化を醸成していくきっかけとなれば幸いです。
担当した納入事例を見る事業内容: 卸売業
納入年月: 2023年02月
物件面積: 1,000㎡
入居人数: 200名
提供内容: コンサルティング、PM、空間設計、設備設計、施工、IT計画、FFE
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