コクヨは特例子会社・コクヨKハートや多様な社外の仲間とともに、インクルーシブデザインによって社会のバリアを発見し、誰もが自分らしくいられる社会をつくることを目指しています。コクヨではこのプロセスに「HOWS DESIGN」という名前をつけて、共感※1・共創※2によるモノづくり・コトづくりを進めています。
※1 共感:ヒアリング・アンケート・ワークショップでの対話を通じて違いを「気づき」にすること
※2 共創:プロトタイプを用いてデザインワークショップを行い、リードユーザーとともにバリアを取り除くアイデアを生み出すこと
HOWS DESIGNは4つのプロセスをたどります。
― 社会のバリアを見つける
― 解決方法のアイデアを検討する
― 試作品で検証する
― 具体的な商品やサービスで検証する
このプロセスのいずれにも、中心には多様な人たちとの「対話」があります。
HOWS DESIGNのプロセスは、必ずしもまっすぐな一本道ではありません。進んだり戻ったり、方向転換したり。まるでうねうねと曲がりくねった道を進むように、みんなで悩みながら、試しながら進んでいきます。
「どんなバリアに困ってる?」「こんなアイデアはどうかな?」
モノづくり・コトづくりで生まれるたくさんの問いを、リードユーザーをはじめとする様々な人たちとの対話を通じた気づきに変えていく。そんなプロセスを経るHOWS DESIGNから生まれたプロダクトやサービスは、たくさんの人たちのワクワクを形にしていく兆しになると信じています。
「HOWS PARK(ハウズパーク)」は、特例子会社・コクヨKハート株式会社とともに様々な社外の方々と手をとり、新たな価値創造を実現する場を目指したダイバーシティーオフィス。コンセプトは「らしさが集い、未来がひらく。みんながつながる創造広場」。この場所を起点に、インクルーシブなモノ・コトの創造プロセスを創出するとともに、ここで得たダイバーシティオフィス設計技術を広く提案・提供することで、社会課題の解決に貢献していきます。
上下移動をしなくて済むように1フロア内に執務室、会議室、作業スペース、トイレ、パントリー、カームダウンスペース等を配置。さらに、コクヨKハートとコクヨ社員が共同作業やコミュニケーションをとれる共創エリアを設けています。
「HOWS DESIGN」は、相手を思いやる「HOW are you?」の気持ちと、ともに未来を探索する「HOW will we do?」の姿勢を大切にしたデザインアプローチです。このマークは、多様な「HOW?」から生まれる対話を通して豊かな共創を育むイメージを、重なり合う吹き出しのモチーフで表現しています。コクヨではHOWS DESIGNから生まれたプロダクトやサービスに、このマークを付与しています。