2020年6月30日配信
オフィス移転やリニューアルを機に、古くなったチェアーを買い替える際、価格や見た目だけで選んでいませんか?
オフィスで過ごす時間は、1日の約1/3。オフィスチェアーは何よりも長時間触れる道具です。
そのため、チェアーを選ぶ際は、座り心地や利用シーンなどを考慮するとこが大切です。
しかし、素材や機能、大きさなどさまざまな種類の中から、最適なものを選ぶのは難しいなと感じている方も多いのではないでしょうか。
では、具体的にどのような視点で選べば良いのか、今回は、上手なオフィスチェアーの選び方についてご紹介します。
目次
「長時間座るとおしりが痛い!」「肩こりや背中の痛みが慢性化!」「パソコン操作をしていると猫背になってしまう!」といったことはありませんか?
このようなお困りごとを解決するには「正しい姿勢で座れるチェアー」を選ぶことが大切です。まずは、チェアー選びの際の基本となる「正しい姿勢で座れるチェアー」の3原則をご紹介します。
座面の硬いイスに座った場合は、身体の表面にかかる圧力(=体圧)が集中し、それが長時間続くとおしりの痛みにつながります。柔らかい面に座った場合は分散します。しかし一方で、あまり柔らかい面は姿勢が崩れやすくなるため、 おしりをすっぽりつつみ、適度な安定感を持つことが座面にとって必要な要素となります。
デスクワークで肩こりや背中の痛みが発生する場合、座っている時の姿勢に原因があるケースが多いです。
人の自然な立ち姿は、「背骨がS字形状」になっています。一方で、座った姿勢をとる場合、背骨の「S字形状」が崩れて「アーチ状」になりやすく、 その結果、上半身のさまざまな疲労をおこす原因となっています。そのため、座った姿勢でも、 背骨を自然なS字形状に近づけることが必要です。
オフィスチェアーの場合、さまざまな体格の人が同じイスに座ることを想定し、個人の体格差に合わせて、正しい姿勢で座れるよう座面の高さや、奥行き、肘掛の位置などが調節できるものを選びましょう。
【関連コラム】働き方に合わせたオフィスのデスク選びのポイント
背もたれの素材選びも座り心地を左右する大切なポイントです。チェアーには、木製や革製など様々な素材のものがありますが、今回は、オフィスチェアーでよく使われる「メッシュ素材」と「クッション素材」に絞り、その特徴についてご紹介します。
メッシュ素材は、クッションと比較して通気性が高く、背が蒸れにくいため、夏場や長時間座る時にも安心です。また、透け感があり軽やかなデザインなので、オフィスに圧迫感を与えないというメリットもあります。
<メッシュ素材の特徴>
✔通気性が高く、背が蒸れにくくて快適
✔軽やかなデザインでオフィスに圧迫感を与えない
クッション素材は、メッシュと比較して背当たりがよく、座った時に包み込むような柔らかさがあるのが特徴です。丸みを帯びたデザインでオフィスに柔らかい印象を与えることができます。
<クッション素材の特徴>
✔背当たりがよく、包み込むような柔らかさ
✔丸みを帯びたデザインでオフィスに柔らかい印象を与える
【関連コラム】働き方に合わせたオフィスのデスク選びのポイント
チェアの張地色は、どのようなものを選べば良いでしょうか?
これまで、カラーコーディネートはお客様から見える受付エリアメインに行われてきましたが、社員が長く過ごすエリアにも働き方に合わせて活用する企業が増えています。色の選択によって、オフィス全体の印象が大きく変わります。
どのような空間を演出したいのか、デスクや内装のカラーと合わせて検討することが大切です。
チェアーの張地選びの参考に、現在、人気を集めている4つのカラーを代表例としてご紹介します。
Image Word:スタイリッシュ
黒の張地は、高級感やスタイリッシュな空間を演出できることから、オフィスチェアーの定番カラーとして人気です。
また、汚れが目立ちにくくメンテナンスに手間がかからないのも人気の理由のひとつです。
Image Word:すっきり・明るい
落ち着いたブルーの張地は、爽やかな雰囲気を演出でき、年代・性別問わず人気がある為、オフィスに取り入れやすいカラーです。また、深い青の張地は、黒同様に汚れが目立ちにくく特に人気です。
Image Word:優しい・親しみ
グリーンは、リラックス効果が期待できることから、オフィスチェアーの定番カラーとして、近年定着しつつあります。暖かみを感じる木目のデスクとも相性が良いのも特徴です。
Image Word:カジュアル・楽しい
活気を感じさせるオレンジは、オフィスのアクセントカラーとして人気です。華やかさや躍動感を演出でき、女性の多いオフィスには特におすすめです。緑と同様に木目のデスクとも相性抜群です。
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今回は、オフィスづくりに欠かせない「上手なオフィスチェアーの選び方」についてご紹介しました。オフィス移転やリニューアルを機にチェアーの購入を検討している方は、ぜひ、今回ご紹介した「選び方」を参考にしてみてください。
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