2022年11月29日配信
今回は、地域の医療に根ざしながらも国際的に開かれた高度先進医療の病院として、地域の方から海外からの患者様までの幅広い来院者を想定して移転計画を行う中で、働き手も含めた病院に携わる全ての人にとって「優しい」「訪れやすい」空間を目指した病院の事例を紹介したいと思います。
待ち時間の快適性に配慮した院内空間
外来待合やレストランなど院内各所に設置された天吊モニターで自分の診察順を確認することができます。これにより、診察室前で「待ち続ける」行為の制約がなく快適に好きな場所で過ごすことができます。レストランやカフェに加え、隣接する書店にも設置されています。
安心感を与える診察室
診療科によって診察室を固定しないユニバーサル外来にも対応可能な各科共通で統一した診察室となります。
奥には、医師事務作業補助者のためのデスクを設けています。
地域材を活用した温かみあふれるデイルーム
デイルームには、地元岐阜県の県産材を使った家具が使われています。
木の温かみがあり、リラックスできる空間となりました。
眺望の良い窓側に配置したカウンターテーブルは一人でもゆっくり過ごすことができます。
(病院提供画像)
職員にとっても働きやすい病院へ、人数・用途で選べる休憩エリア
1人~複数人での利用を想定した様々な席タイプを用意することで、スタッフがリラックスできる空間を目指したスタッフラウンジと大型テーブルで静かな自習を可能とした図書コーナー。中間階に設置されているため、全職員が利用しやすいように配慮されており、部門間での交流も促進します。
今回ご紹介したのは、2022年1月に開院した「社会医療法人厚生会 中部国際医療センター 」様です。
社会医療法人厚生会 木沢記念病院様が移転新築し、併せて病院名も「中部国際医療センター」に変更されました。
地域の医療に根ざしながらも国際的に開かれた高度先進医療の病院です。
移転新築計画を行う中、現在運営している建物にある課題を見つけ、それを解決する空間構築を目指した事例です。
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社会医療法人厚生会 中部国際医療センター 様
所在地:岐阜県美濃加茂市
納入年月:2021年11月
新築
幅広い来院者にとって快適な空間を目指した事例紹介、いかがでしたでしょうか?
新築移転やリニューアル時の課題整理や、空間デザインやレイアウト、家具選定などでお困りの際には、是非コクヨにご相談ください。