2020年12月 1日配信
現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、社会全体が大きな影響を受けています。特に医療機関やクリニックなど、医療や介護に従事されている皆様におかれましては、日々奔走されていることと思います。
今回の記事では、患者さんや医療スタッフの方々が少しでも安心して過ごせる空間づくりのポイントをご紹介いたします。
これまでの待合空間では、大人数・大型空間が主流でした。しかし、今後は待合での3密(密閉、密集、密接)をさけるため、大型病院を中心に受診控え、予約制・呼び出しシステムがますます導入されていくと考えられます。そして、こうした患者数の減少(適正化)等の運用に併せ、新しく快適な待合空間が求められていきます。
従来の空間は、混雑していることが多かったため、人との距離も近いことがありました。
そのため、これまでの待合空間では「座席数の確保」や「ユニバーサルデザインの導入」、「適切な動線の確保」などが特徴として挙げらます。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大後の新しい待合空間では、その特徴が大きく異なってくると想定されます。
新しい待合空間では、人と人とのソーシャルディスタンスを保つために、距離が取りやすいような一人掛けチェア・イスをメインが配置され、従来に比べて動線にも余裕を持たせることが重要です。また、車椅子利用の患者さんや付き添いの家族のスペースをどう確保していくかも考慮する必要があります。
それでは、実際に新しい待合空間を構築していくためには、具体的にチェアや感染防止パネルなどをどのように配置すればよいのでしょうか。 次のセクションでは、いくつか空間イメージを交えながらレイアウトイメージについてご紹介をいたします。
まずは、「背合わせレイアウト」のイメージです。このレイアウトでは、患者さん同士が向き合って着座することを避けることができます。また一人用チェアだと横幅が短くなるため、従来の待合スペースでも互い違いにチェアを配置することが可能になります。
そして、このレイアウト同様に、チェアの距離を保ちながら分散配置する方法として「卍字型レイアウト」が挙げられます。 こちらも患者さん同士の対面利用を避け、またチェアの間にアクリルパネルなどを立てることで対策を行うことが可能です。
最後に、こうした待合空間構築に活用いただける商品をご紹介いたします。
この他にも、待合空間にご使用いただけるチェアを取り揃えておりますので、詳しくは製品紹介のページをご覧ください。
「アマタ」は、背もたれ付きのチェアとベンチタイプを組み合わせることでL字のソファーにレイアウトを変更できたり、アイテムを追加することで3人掛けのソファを2人掛けに変更し、患者さん同士の距離を保つことができます。
「コレッソ」も豊富なバリエーションを取り揃えており、複数のアイテムを組み合わせることで、自由自在にレイアウトを変化させることができます。
私たちの環境を大きく変化させる感染症や自然災害などの予測困難
今回、ご紹介をした待合空間の感染対策や空間レイアウトについては、商品のご紹介だけでなく、長年医療機関の空間構築を行ってきたプロにレイアウトや配置などのご相談も承ります。
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