HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「産学協同研究(産学連携)」
2022.4. 1[ その他 ]
産学協同研究(産学連携)は、企業(産)、大学等(学)が連携して、新しい技術の研究開発や新しい事業の創出、新しい製品の開発などを行うことを指します。政府・地方公共団体等(官)を加えて、「産学官連携」とも言うこともあります。
産学官連携には多様な形態があり、一つの考え方として、その形態を、
❶企業と大学等との共同研究、受託研究など研究面での活動
❷企業でのインターンシップ、教育プログラム共同開発など教育面での連携
❸TLO(Technology Licensing Organization:技術移転機関)の活動など大学等の研究成果に関する技術移転活動
❹兼業制度に基づく技術指導など研究者によるコンサルタント活動
❺大学等の研究成果や人的資源等に基づいた起業
の五つに類型化することができます。ただし、実際の産学官連携においては、こうした活動が相互に密接に関連しており、例えば「技術相談」活動が、「技術移転」と「コンサルタント」の両方の要素を含むように、産学官連携が同時に複数の側面を構成することも多いです。
このほか、教育・研究情報の発信、産学官関係者の交流など、本格的な産学官連携の前段階ともいえる諸活動や企業等からの大学等への寄附講座等の整備、企業の産学交流施設の大学敷地内への建設等の支援措置も、広い意味での産学官連携に含めることができます。
-出典-
文部科学省「新時代の産学官連携の構築に向けて(審議のまとめ)
-コクヨの産学連携-
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