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【2024年下半期】人気キーワードで見るオフィスと働き方のトレンド

公開日:2024.12.17

執筆:コクヨコラム編集部

#トレンド #働き方用語辞典

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【2024年下半期】人気キーワードで見るオフィスと働き方のトレンド

2024年下半期(7月~12月)に、コクヨのコラムで最も読まれた「働き方用語辞典」のキーワードをご紹介します。

コクヨのコラムでは、働き方やオフィス、ビジネストレンドなど、気になるキーワードをわかりやすく解説した「働き方用語辞典」を掲載しています。2024年下半期に最も読まれた人気キーワードは何でしょうか?ランキング形式でご紹介します。

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・「【2024年上半期】 人気キーワードで見るオフィスと働き方のトレンド

2024年下半期最も読まれた「働き方用語辞典」

2024年下半期は、ハイブリッドワークが市民権を得る一方でオフィス回帰も進んだ時期です。働き方や働く場、そして価値観・感じ方の多様化によって、これまでは認識もされていなかった現象や感覚に名称がつき、話題を集めるケースが多く見受けられました。

コクヨの「コラム」、「働き方用語辞典」でも、様々なコミュニケーションの形態や世代間のカルチャー、それらによって起きる現象に関するキーワードが多く登場しました。
2024年下期に人気を集めた「働き方用語辞典」キーワードベスト10をご紹介します。
カッコ内には2024年上期の順位を記載しています。

【1位】「不機嫌ハラスメント(↑2)

働き方用語辞典 「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」不機嫌な態度をとることで、周囲の人を困らせること

不機嫌ハラスメント」とは、口調や行動、態度などで自分が「不機嫌」であることを表に出し、周囲に不快感や威圧感を与えたり、気を遣わせることを言い、通称「フキハラ」とも呼ばれています。
不機嫌ハラスメントは、家庭や友人関係だけでなくビジネスシーンでも発生し、さまざまな面で業務に悪影響を与えることから、セクハラ、パワハラなどと並ぶ、ハラスメントの一種として問題視されています。

【2位】「デスマーチ(↓1)

働き方用語辞典 「デスマーチ」主にシステム開発の現場での過酷で劣悪な労働・マネジメント状況のこと

デスマーチ(death march)」とは、不適切なプロジェクト管理や進行により、メンバーの物理的・精神的負荷が高まり、チームが疲弊・混乱し、プロジェクトが破綻寸前にある状況、過酷な労働環境を指します。日本語では「死の行進」、または略して「デスマ」とも呼ばれます。

【3位】「Y2K(→)

働き方用語辞典「Y2K」2000年代前後にトレンドとなったファッションやカルチャーのこと

Y2K(ワイツーケー)」とは、1990年代後半~2000年代初め、2000年前後の時代を表した言葉です。その頃に流行したデザインやファッション、音楽などの特徴を持つものへの表現としても使われます。近年世界的に人気を集めており、日本では「平成レトロ」も近いトレンドとして知られています。

近年のY2Kトレンドの中心は、当時を知らない20歳前後のZ世代です。ジャンルは「Y2Kファッション」や「Y2Kミュージック」、そして「Y2Kスイーツ」など、多岐にわたります。

【4位】「バイオフィリックデザイン(↑7)

働き方用語辞典 「バイオフィリックデザイン」自然を感じられる要素を取り入れた建築やインテリアのデザイン手法

バイオフィリックデザイン(biophilic design)」とは、建物や空間、都市デザインにおいて、「自然と結びつきたい」という人間の本能的欲求を基に、植物や自然光、水などの要素を効果的に反映した空間デザインのことです。
視覚的なインテリアとしてでなく、リラックスやストレス軽減などの心理的な好影響に期待し、バイオフィリックデザインを導入する企業が増えてきています。

【5位】「確認会話(↓4)

働き方用語辞典 「確認会話」正しく伝達・理解できているか確認するために、
別の表現を使い聞き返したり言い直したりする会話や手法

確認会話」とは、言い間違い・聞き間違いによる誤解、伝達ミスやヒューマンエラーを防ぐことを目的に、相互に内容を都度確認しながらコミュニケーションをとることや、その会話方法を指します。

確認会話は、ビジネスシーンだけでなく、事故や労働災害の防止の取り組みとしても有効です。安全や正確性を重視する医療現場や交通輸送業界、機械や重機などでの危険な作業を伴う製造業や建設業など、多くの場面で取り入れられています。

・【6位】「確証バイアス」(初)
自分の思い込みや偏見を正当化するために、無意識に都合のいい情報だけを集める心理現象

【7位】「静かな退職(クワイエットクイッティング)」(↑8)
求められる最低限の仕事だけをこなす働き方

【8位】「メガトレンド」(初)
地球規模で大きな影響を与える、社会の構造変化や市場の動向

【9位】「ワークプレイス」(→)
人が時間や場所に限定されることなく、知識創造活動を行うあらゆる場のこと

【10位】「ジョブホッパー」(↓6)
短期間に転職を複数回繰り返しているワーカーのこと

人気時事をまとめてダウンロード

【2024】ビジネストレンドキーワード「働き方用語辞典Vol.4」公開! コクヨコラムの人気コーナー「働き方用語辞典」をまとめて読める、無料ダウンロード資料を公開しています。
働き方やビジネスのトレンドを反映した話題の用語を選定しています。ぜひお役立てください。

【詳しくは】
「働き方用語辞典Vol.4」資料ダウンロード
「働き方用語辞典Vol.3」資料ダウンロード
「働き方用語辞典Vol.2」資料ダウンロード
「働き方用語辞典Vol.1」資料ダウンロード

2024年下半期(7月~12月)掲載の用語まとめ

2024年下半期(7月~12月)に掲載した「働き方用語辞典」記事をまとめてご紹介します。 知っている単語はいくつありますか?耳にしたことはあるけどよく知らない...という方は、ぜひクリックしてご覧ください。

過去の掲載一覧は、バックナンバーページからも見られます。
【詳しく】「働き方用語辞典バックナンバー

・「BX(ビジネス・トランスフォーメーション)
デジタル化することでビジネスモデルを見直し、競争力を強化させる取り組み

・「ナノインフルエンサー
1,000人~10,000人程のフォロワーを持つインフルエンサー

・「ミレニアル世代
1980年代から1990年代中盤までに生まれた世代

・「メタワーク
仮想の三次元空間であるメタバース上で行う仕事

・「フィルターバブル
検索サイトやSNSなどにおいて、各人の嗜好や興味、閲覧行動をもとに
最適化された表示がされることで、似たような情報や視点に囲まれてしまう状態

・「イマーシブ
デジタル技術を駆使したリアルな映像や音響などで
その世界観に没入する体験型コンテンツやサービス

・「デジタルイミグラント
幼少期にはインターネットが存在・普及しておらず、
ある程度成長してから使用するようになった人・世代

・「コーヒーバッジング
規則のために会社に顔を出すものの、コーヒーを飲むような短時間だけ滞在し、
すぐに帰宅して家で仕事をすること

・「ノーレイティング
期末、年度末に行うランク付けではなく、日々の頻繁な対話による目標設定や
フィードバックを通して人事評価をすること

・「グランフルエンサー
シニア世代の高齢インフルエンサー

・「カルチャーデック
企業や組織のビジョンや文化、価値観などをまとめたもの

・「CXM
顧客体験を管理・改善することで、体験価値を向上させる手法

・「クォーターライフクライシス
20代半ばから30代半ばに直面する、漠然とした不安や焦りのこと

・「Edtech(エドテック)
教育分野における、科学技術を使った仕組みやサービスのこと

・「CRM
顧客との良好な関係を築き、促進させるための顧客管理のこと

・「静かな休暇
上司や同僚に報告せずに、非公式に休みや休憩時間を取ること

・「パープル企業
業務負荷が少なく、人間関係も良好で居心地が悪くないものの
働きがいを感じにくい労働環境の企業のこと

・「ガスライティング
虚偽の言動や嫌がらせを重ね、
相手の思考を誘導したり正常な判断を失わせようとする行為

・「コンテンツマーケティング
価値あるコンテンツを継続的に提供することで顧客と信頼関係を築き
購買や収益貢献へつなげるマーケティング手法

・「ホワイトハラスメント
管理・指導する立場の人が言動に過剰な配慮をすることで
部下や後輩などの成長機会を失うこと

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