HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「スーパーアプリ」
2023.4. 6[ その他 ]
スーパーアプリとは、メッセージングやソーシャルメディア、決済、送金、予約、Eコマースなどの多様なサービスや機能が1つのアプリに集約・搭載されたアプリです。
従来はそれぞれのアプリごとにインストールや起動、会員登録、ログインや認証などのプロセスが必要でしたが、スーパーアプリは様々なサービスを1つのアプリで完結できます。
利便性の高さが特徴で、新しい形態のサービスプラットフォームとして需要が高まっています。
日本では「LINE」が代表的なスーパーアプリと言え、メインのメッセージ機能に加え、送金や決済、予約、ショッピング、音楽、ゲーム、出前などのサービスが集約されています。
ユーザーにとって利便性や効率の高いスーパーアプリの提供は、企業側にも多くのメリットがあります。
・ユーザー獲得
一度の登録で利用が可能なためアプリ利用のハードルが低く、ユーザーを獲得しやすい
・ユーザー流出の抑制
様々なサービスを連携させることでユーザーの流出を防ぐことができる
・多様なサービスの展開
サービスを追加するだけで事業拡大や新事業の展開ができ、既存ユーザーも呼び込みやすい
・開発コストの削減
開発期間の短縮や人件費、広告宣伝費用を抑えられる
中国で誕生し世界各国で使用されているスーパーアプリですが、一方で、アプリの乗っ取りなどによる個人情報や行動記録の漏洩などの懸念もあり、セキュリティ対策が課題として挙げられます。今後、利便性だけでなく安全性を改善したアプリの開発が必要となるでしょう。
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