HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 【新型コロナウイルス感染拡大防止策】「密集」「密接」を回避!「人が集まらない」オフィスとは?
2020.8.11[ オフィス運用 ]
新型コロナウイルスの集団感染リスクが高まる要素といわれる、「3つの密(3密)」。
今回はその中でも、オフィス内で想定される「密集」「密接」の対策について、ポイントをまとめていきます。
複数のワーカーが空間を共有するオフィスにおいて、「密接」「密集」を回避するためには、
・ひとり当たりのワークスペースをできるだけ広く設定
・個室は人数を最小限にする
といった工夫が重要です。
POINT 1
共有スペースを予約制にすることで、人口密度を管理するオフィス内の共有スペースを利用するにあたり、密集状態を作らず安心・安全に働くためには、「ホテリング運用」の導入がオススメです。ホテリングとは、複数のワーカーが共有する席や個室を予約制にし、同時に別のワーカーが使用しないようにするシステムのことです。ワークプレイスを予約運用することで、部門やプロジェクトごとに優先度を設定し、出社率を調整することができます。また、グループ内でホテリングを実施することで、トレーサビリティの確保も可能になります。
POINT 2
社員の密集を避けるため、位置情報をリアルタイムで可視化フリーアドレスや共有のスペースは、人気のある場所ほど人が集まってしまうもの。それを回避するために、オフィス内の混雑状況を可視化する方法があります。たとえばGPSやセンサーなどを利用し、社員の位置情報を取得。その情報をリアルアイムに発信すれば、ワーカーは「このエリアはいま人が混みあっているな」と避けることができます。さらに社員の滞在・移動状況を分析・フィードバックし、行動の定着を促すといいでしょう。
POINT 3 オンラインやツールを活用。"人が集まらない"会議の実施を
在宅勤務の導入により、会議の方法や場のあり方も変わってきました。今後はWEB会議を活用して、リアルな場の参加人数は半減させるなど、「密集」「密接」を回避。その際、個室の会議室は60人に1室、オープンMTGは10人に1室を目安に設定しましょう。また、チャットやSNSなどのツールを駆使することで、会議の回数そのものを減らすよう意識することも重要です。
なお、「3密」の回避は感染症対策の一つに過ぎず、感染を確実に予防できるわけではありませんので、他の対策も同時に講じる必要があります。
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