HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典「心理的安全性」
2021.6.14[ 働き方 ]
チーム研究の第一人者であるエイミー・C・エドモンドソン教授が1999年に「心理的安全性(psychological safety)」を提唱し、2016年に米グーグル社が「心理的安全性の高いチームは生産性が高い」という報告を発表して以来、注目されています。
心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。※1
チームのメンバーが互いに協力的だと、新たなアイディアがうまれやすくなったり、重大なトラブルを未然に防ぐことができるため、チームの生産性が向上します。
協力的な状態の例として、不明点をためらわず質問できるかどうか、ミスを報告しやすいかどうか、発言をしやすいかどうか、誤りを指摘できる環境かどうかなどが挙げられ、これが「心理的な安全性」が担保されている状態です。
このような状態を作り出すために、雑談を促すオフィスレイアウトや交流の生まれるカフェスペースなど、空間づくりの視点が欠かせません。上司が全体を見渡せるようにデスクを配置するオフィスレイアウトだと生まれにくい会話も、リビングやカフェのような空間だとリラックスして、心理的に安全な状態を作ることができます。
※1.Google合同会社,「「効果的なチームとは何か」を知る」,『Googlere:work』,
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/
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