- #ユニバーサルデザイン
- #文書削減
弘前市役所
総合窓口に最適化したオープンな窓口空間
- Point1
- 職員の業務動線に配慮したレイアウト配置
- Point2
- 文書量調査に基づく文書整理
- Point3
- オープンでクリーンなおもてなし空間の実現
名称弘前市役所
- 2016/06
- 5,110㎡
- 245人
- 約174,000人
- 新築
事例詳細
この新庁舎は改修中の本庁舎に先立ち、平成28年7月に開庁しました。従来の執務エリアには、高さのある書庫の上に更に物を積み上げ見通しが悪くなっていたという課題がありました。
コクヨは文書量調査を通じて執務エリアに置く文書を極力整理すると同時に、職員の業務動線に配慮したレイアウト配置により、窓口業務の効率化を実現しました。また、壁面も含め高さの低い収納を配置することで、見通しのよいオープンな窓口空間になりました。
ご担当者の声
新庁舎は、特に防災拠点として機能させるための課室が設置されているほか、1階には市民と密着した窓口である市民課・国保年金課が設置されているため、市民の目に触れる機会が多くなっています。
当市においては、行政運営・諸事業の推進・まちづくりにおいて、オール弘前体制を目指し、市民との対話・協働を重視しています。
市民との信頼関係を構築し、参加しやすい雰囲気を醸成するためには、来庁される市民に対しておもてなしの心で接し、オープンでクリーンな市政運営をしていることを積極的にPRする必要があると考えています。その意味では、新庁舎運用による業務効率化のほかに新庁舎の空間がもたらすイメージアップ効果・PR効果も当市の経営戦略の中で一定の役割を果たしていると評価しています。
事例写真一覧
市民課 総合窓口
市民課職員が必要項目をヒアリングしながら対応するというスタイルのため、すべてローカウンターで構成。隣り合う来庁者同士のプライバシーに配慮し、仕切りパネルを設置。
市民課 総合窓口
マイナンバー受付はよりプライバシーに配慮し、ブース式カウンターを採用。
2F 税務関係の窓口
ハイカウンターとローカウンターを併用。ハイカウンターにはプライバシーに配慮した仕切りパネルを設置。
総合案内
R形状のカウンターは来庁者側に荷物置き台を用意。
執務
窓口へのアプローチを考慮し、デスク間動線をW1,600mm確保。
窓口(職員側)
窓口間の職員動線をスムーズするため、カウンターと収納庫の間をW1,350mm確保。
庁舎外観
世界的な建築家、前川國男による「前川建築」を継承しつつ、市民のための庁舎として整備された新庁舎。