ご担当者の声
新庁舎建設により、分散庁舎、防災拠点となる建物が無いという市の課題を解決するとともに、より生産性の高い働き方を進めるための執務環境づくりにも取り組みました。
窓口部門から企画・管理部門まで多岐に渡る業務を行う市役所という性質上、フリーアドレスとまでは至りませんでしたが、課ごとのグループアドレスの導入やABWを意識して、様々な業務シーンを想定した執務環境を整えました。具体的には、職員間のコミュニケーションを増やし、庁内の風通しの良さや合意形成のスピード化につながるレイアウトの仕掛けや家具を用意したり、オンライン会議や集中して仕事に向き合えるブースの設置などを行いました。PCも持ち運びできる小型のものに変え、デスクにはサブモニターを設置して業務効率を高めています。
一方で、市民利用スペースは、地域産の木製家具を多く取り入れ、待ち時間も苦にならないよう温かみのある環境づくりを心掛けました。特に、2階フロアは、福祉や子育てに関する窓口があることから、車いすやベビーカーにも配慮したゆったりした家具レイアウトを心掛けています。
新庁舎の外装カラーコンセプト「木漏れ日グリーン」をインテリアにも取り入れ、メインの白やベージュにシックなグリーンがあしらわれ、明るく落ち着いた空間となりました。「木漏れ日グリーン」は、市内の小中学生が参加したワークショップで決定したカラーコンセプトで、将来を担う子どもたちの新庁舎への思いが込められた大切なキーワードとなっています。
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国分寺市
政策部公共施設マネジメント課
高木 恵美
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国分寺市
政策部公共施設マネジメント課
豊田 泰之
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コクヨ担当者
5箇所に分散し、老朽化と狭隘化していた旧庁舎から1つの新本庁舎へのご移転を契機に、窓口はワンストップ・書かない窓口へ、執務環境ではオープンフロアでのグループアドレスに挑戦しています。職員様同士の部門の垣根を越えたコミュニケーションが活発となり、市民サービスの向上と業務効率化に寄与する庁舎だと感じています。
旧庁舎の窓口は慢性的に混雑しており、市民に我慢を要する空間でしたが、新庁舎では市民の受付・運用方法から見直され、スムーズな窓口運営が出来るようになっています。
また、執務エリアは役職者のひな壇席を撤廃し、一般職員とより近い距離で執務することで、密なコミュニケーションと迅速な意思決定が出来るようになっています。
市民のサービス向上を常に意識し、市民に開かれた・愛着の持てる素晴らしい庁舎だと思います。
コクヨ
清水 康伸