HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 【2023】コクヨのおすすめオフィスチェアーと選び方
自分に合う、快適なオフィスチェアーやイスの選び方をご存知ですか?
機能や性能にこだわって選んだけどイマイチ合わない、という方は「姿勢」が原因かもしれません。
オフィスチェアーの選び方にはコツがあります。
今回は、コクヨがおすすめする選び方「正しい姿勢で座れるチェアーの4原則」と、コクヨのおすすめオフィスチェアーのご紹介します。
立っている時と座っている時の背骨のイメージ
人間の背骨は、二本足で立った時にバランスが取れるように、横から見るとS字形状になっています。正しくない着座姿勢ではS字形状が崩れ、腰、上半身の様々な疲労感につながります。
働き方や着座時間は様々ですが、背骨のS字形状を保つ正しい姿勢で座れるチェアー選びが重要になってきます。
では、実際にチェアーをどう選べばいいのでしょうか?コクヨでは、お客様にチェアーをおすすめする際に「正しい姿勢で座れるチェアーの4原則」をお伝えしています。
① 自然なS字形状を保ち、負担の少ない姿勢を促す
② 静的疲労を蓄積しない
③ 適正な「体圧分散」
④ 適正とされるサイズに調節できる
次に、「正しい姿勢で座れるチェアーの4原則」と機能を詳しく解説します。
また、記事後半では正しい姿勢をサポートする機能がある、おすすめのオフィスチェアーも紹介しています。
オフィスワークに多い前傾の姿勢は、腹部を圧迫したり、正しい姿勢が崩れがちです。背もたれや座面で背中や骨盤をしっかりサポートする機能があるかチェックしましょう。
適切で負担の少ない姿勢を促すには、背と座の機能が重要
・背骨のS字形状をサポートする機能があるか
・腰部を支えるランバーサポートがあるか、調整できるか
・安定して座れる座面か、適正な角度を保てるか
姿勢を保つ機能は様々ですが、まずは腰部と座面に注目することをおすすめします。
「Monet(モネット)」(左)はクッションタイプ、「Wizard4(ウィザード4)」(右)は2段階調節タイプ
ランバーサポートは、腰部の形状を個人差に合わせて調節できる機能です。クッションになっているもの、位置や角度を調節できるものなど、様々なタイプがあります。背骨形状の個人差や、姿勢に応じて調整できるかなど、試座する際に確かめてみましょう。
座面でしっかり骨盤を支えることも、背骨のS字形状を保つために重要なポイントです。座が不安定だと腰が前に滑って猫背になったり、骨盤が倒れて姿勢が崩れてしまいます。
ポスチャーサポートシート(左)とオープンポジションメカニズム(右)
(画像は「Bezel(ベゼル)」)
コクヨのオフィスチェアー(一部除く)には、面形状の座構造で腰の前滑りを防ぐ「ポスチャーサポートシート」や、座面が前傾し骨盤を立てる「オープンポジションメカニズム」が搭載されています。
正しい姿勢で座っていても、長時間動かずにいると疲労が蓄積します。これを、「静的疲労」といいます。背もたれや座が様々な動きにフィットするか、もたれたり、振り返ったりなど、よくする動きがとりやすいか試してみましょう。
着座姿勢と疲労蓄積速度の相関(イメージ)
・身体の動きに合わせて動きやすいか
・背もたれの固さ、角度の調整機能
・背にもたれたとき、座面は連動して動くか
コクヨのオフィスチェアーには、座る人の動きに追随する多様な機能が搭載されています。特に近年増加している、フリーアドレスなど不特定の人が座る場面では、自動調整機能があるチェアーを選ぶことをおすすめします。
座る人の体重に合わせて、最適なロッキング(背もたれを後ろに倒す)強度に自動で変化する機能です。調整なしでも体格に合ったロッキングができます。
オートアジャストロッキング(画像は「Duora(デュオラ)」)
背もたれにもたれたときに、座る人の体重に合わせて倒れる強度を自動調節。背もたれがロッキングすると同時に、座面も連動して動きます。
オートフィットシンクロロッキング(画像は「Monet(モネット)」)
座った姿勢は、座骨や腿の裏などに荷重が集中してしまいがちです。座面の構造や機能、ひじ掛けなどのパーツを意識しながら、様々な姿勢で快適に座れるか試してみましょう。
・臀部や腿の裏、肩や腰に無理がないか
・ひじ掛けの高さ、角度などが調整できるか
・適度な固さがあり安定して座れるシートか
デスクワークに多い前傾姿勢では体圧が偏り、腿裏の圧迫感を感じやすくなります。適度に体圧を分散できるクッションかどうか、形状や構造を確認しましょう。
前傾姿勢をサポートする「Wizard4(ウィザード4)」のオープンポジションスリット
コクヨのオフィスチェアー「Wizard4(ウィザード4)」では、座クッション裏側にスリットがあることで体圧が適正に分散し、長時間の作業を快適にします。
両腕の重さは体重の約16%になり、体重60kgの人の場合約10kgになります。両腕をひじ掛けに置くことで肩への負荷を軽減したり、体圧の分散につながります。そのため、コクヨではひじ掛け付きのチェアーをおすすめしています。
また、肩部の「ショルダーサポート」は肩甲骨を支え、肩や腹筋の負荷を低減します。
可動肘(左)とショルダーサポート(右)の例
後傾姿勢で座った時の様子。
ショルダーサポートやひじ掛けは肩や腹筋への負荷を軽減する。「Mitra2(ミトラ2)」
体格や背骨のS字形状には個人差があります。例えば座面の座り心地がよかったとしても、肘の高さが合わないと負荷がかかってしまいます。背、座、肘、それぞれの部分にどのような調節機能があるか確認しましょう。
背骨のS字形状には個人差がある
各製品により機能の詳細は異なりますが、一般的にオフィスチェアーには以下のような調節機能があります。
・肘の角度や高さ
・座の奥行き
・座の高さ
・ロッキング角度と固定
オフィスチェアーの調節機能の例
(画像は「Duora(デュオラ)」)
「正しい姿勢で座れるチェアーの4原則」にあてはまる、おすすめのチェアーをご紹介します。
体の自由な動きをさまたげない、360°グラインディングオフィスチェア
「ing(イング)」
ing(イング)は、人の体の微細な動きに合わせて360°自由に動くグライディング・メカを搭載しています。身体の動きに合わせてイス全体が動くので、座ることのストレスを解消し、静的疲労を軽減することができます。
ワークシーンの変化に即し進化し続けるロングセラーシリーズ
2008年から販売が続くベストセラーで、 充実のコクヨオリジナル機能を搭載しています。
姿勢を安定させる腰部のサポート性と、身体の自由な動きに追従する背もたれのフィット性を両立しています。
前傾姿勢のPC作業時や、後傾姿勢のリラックスした状態での作業などに合わせ、イスを調整することができ、負担のある姿勢での作業を減らすことができます。
【関連記事】「【2023年】疲れにくい!ロングセラーのオフィスチェアー「ウィザード4」がリニューアル」
姿勢変化や体格差に合わせて調整可能なメカニズムを搭載。多様なワークシーンを最適にサポートする高機能タスクチェアー
二重フレーム構造の背もたれ構造やランバーサポート機能やポスチャーサポートシートなどが、前傾から後傾までの姿勢をサポートします。また、簡易操作で姿勢サポート機能を体感できます。
あらゆるシーンに美しく馴染むデザインに快適な座り心地を実現する充実の機能を搭載
コクヨが必要と考える姿勢サポート機能を全て盛り込んだ、ベストセラーモデルです。
ランバーサポート、ポスチャーサポートシート、オートフィットシンクロロッキングなど様々な機能が備わっています。また、肘やショルダーサポートなど、体格や好みに合わせてオプションとして選ぶことができます。
インテリアにフレンドリーなタスクチェア
デザインも座り心地も大切にした、インテリアにフレンドリーなタスクチェアー。 3万通りの組み合わせでき、 多様化するワークスタイルや空間に合わせてアレンジできます。
シンプルかつスリムな造形といったインテリア性に加え、座る人の体格や好みに応じて調節可能な各種機能を搭載。一人ひとりに最適な座り心地を簡単操作で実現します。
さまざまな機能と選び方をご紹介しました。同じ機能でも、製品によって使用感や座り心地が大きく異なります。個人で使う場合も、オフィスに導入するチェアー選びも、まずは実際に座ってみることが大切です。
コクヨのショールーム(東京・大阪)、ライブオフィス(全国各地)では、さまざまなチェアーをお試しいただけます。ぜひ、下記リンクよりお近くの拠点をご覧ください。
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