HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「ジョブホッパー」
2023.2. 9[ 働き方 ]
「ジョブホッパー(job hopper)」とは、1つの企業や業種・業界に定着せず、転職を続けているワーカーのことを指します。例えば、まだ20代なのに複数社での勤務経験がある、30~40代になっても数年ごとに転職を繰り返しているなどの場合が該当します。
ジョブホッパーは、日本と雇用形態やライフスタイルの異なる英語圏で使われ始めた言葉です。そのため、本来の意味は、「スキルや地位、賃金向上などの目的のために短期間で数多く転職する人」を示し、ネガティブなニュアンスはありません。
しかし、日本社会では「またすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念から、マイナスな印象を持たれる傾向があります。一方で、転職の理由に一貫性があったり、キャリアを向上させていると伝えられる場合は、前向きに評価されることもあります。
■ジョブホッパーに期待されること
・成長意欲や向上心が高い
・経験や人脈が豊富
・新しい環境になじむスピードが速い
■ジョブホッパーに懸念されること
・すぐ離職してしまうのではないか
・忍耐力や協調性の低さ
・在籍期間が短いため、コアスキルが身に付いていない
幅広い業務経験やコミュニケーション能力の高さ、結果を出す速さなどがジョブホッパーの特長であり、強みと言えます。採用したい人物がジョブホッパーである場合は、自社の目的や求める人材要件などを考慮し、適切な人材なのか慎重に見極める必要があるでしょう。
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