- #ユニバーサルデザイン
いなべ市役所
4施設と商業施設の近接によるまちづくりの拠点
第33回 日経ニューオフィス賞 中部ニューオフィス推進賞
- Point1
- 複数行政施設の一体整備
- Point2
- 建築内装に地産材を活用
- Point3
- ユニバーサルデザインへの配慮
名称いなべ市役所
- 2019/04
- 14,612㎡
- 360人
- 約45,000人
- 新築
事例詳細
平成15年に員弁郡北勢町・員弁町・大安町・藤原町の4町が合併して誕生したいなべ市。合併前に町役場として使用していた旧庁舎の老朽化に伴い、新庁舎を計画。行政施設の集約化と商業施設との近接により、 “まちづくりの拠点”となることを目指しました。行政施設は合併前の旧4町にちなみ、庁舎機能を持つ「行政棟」の他、「議会棟」「保健センター棟」「シビックコア棟」の4棟を新築にて整備。(行政棟のみ免震構造を採用)
コクヨは庁舎基本設計段階よりレイアウトプラン作成に協力。オフィスの基本設計から移転管理までの1連の業務支援をトータルに実施し、市民・職員双方にとって利便性の高い、明るく快適な新庁舎を構築しました。
事例写真一覧
行政棟 1階窓口・待合エリア
待合エリアは通路幅を広く確保し、ユニバーサルプランを実現。地産材を活用した建物内装との調和も意識し、自然豊かな「いなべ市らしさ」を家具のデザインや色調で表現。※いなべ市のシンボルマークは、緑色と水色と橙色の3色構成。
行政棟 1階待合エリア
市民・職員ともに利用可能なセミクローズな打ち合わせスペース。建築のデザインや内装素材との調和を考慮した計画。南面の大窓からは緑豊かな「にぎわいの森」が眺められる。
行政棟 2階窓口エリア
2階吹き抜けと執務エリアの間となる市民動線スペース。執務エリアの什器は、2階が転用家具で、1階は新規家具で構成。窓口チェアは、市民側は新規、職員側は転用。地産材を活用した建物内装。
行政棟 1階執務エリア
来庁者との打合せ用スペースとして、執務室手前に<brackets(ブラケッツ)>を配置。主に生活保護などの市民スペースとして活用。
行政棟 2階庁議室(防災課)
有事の際に災害対策室となる庁議室の隣には、防災課を設置。可動間仕切りを開放して、一体化させることも可能。
行政棟 地下1階 職員ミーティングエリア
職員用ミーティングエリアは<Days Office(デイズ オフィス)>シリーズを一部採用し、職員専用のミーティング兼リフレッシュエリアとして多目的に活用。ハイカウンター席やソファー席、テーブル席などを配置し、利用人数に応じた最適な場が選択可能。
議会棟 委員会室
フラップテーブルの可動性と、上質感を併せ持つ<Confest(コンフェスト)>ハイスペックタイプを採用。チェアーはプントを採用し、グレード感の確保と機能面を両立。
シビックコア棟 1階食堂
多目的利用が見込まれる食堂の椅子には、外の緑との配色を考え、座り心地や音に配慮したダイニングチェアー<Mycket(ミケット)>を採用。職員・市民に利用可能な食堂で、屋外には様々な樹種が植えられた「にぎわいの森」を眺められる。
シビックコア棟 大会議室
様々な利用者が安心・安全に使用できる、ユニバーサルデザインのフラップテーブル<LISMA(リスマ)>を採用するとともに、可動間仕切りの採用により様々なパターンの会議に対応可能。
保健センター棟 診察室
利用者が安心して受診していただけるように、ナチュラル色の家具を採用。フローリング調の内装と調和し、明るく清潔感のある空間を構成。